青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2011年8月20日土曜日

黒部トロッコ、立山、黒部ダム

お盆休みに、北アルプスの黒部峡谷、立山アルペンルートなどに行きました。
まず、ともかく、山が嶮しいこと。急斜面の岩山に根っこを食い込ませて広がる深い森。
遠目にはとても美しいけれど厳しくて、おいそれと人の入っていける所じゃないです。
そしてその上にある、立山の頂き近くの、岩と高山植物の野原はまさに天上。
昔の人が山を神聖視していたことがよくわかる。
現代の私たちが家族連れで(含むばあちゃん!)乗り物を乗り継いで山の上の方まで行くのなんて、江戸時代の人が富士登山のつもりで富士塚に登って拝んで来るのと変わんないかも、などと思いつつ、ありがたく絶景を堪能してきました。

驚きなのは、そんな難所にひと昔前の人達が、レールを敷き、トンネルを掘り、資材を運んで工事をしたってこと。それも、ひとえに電源開発の為に!
人間の業を深々と感じます。

立山からトロリーバス、ロープウェイと乗り継いで下っていくと、映画「黒部の太陽」の黒部第四ダムの威容が!
人を寄せ付けない自然の中に突如現れる巨大建造物、ホントにビックリというか、衝撃くらいました。
ど〜やって造ったの??そこまでやるか?
工事やった人達、誇りを持ってやってたんだろう。でなきゃ出来ないよ。公表できないエグい話もたくさんあるだろう。
敗戦後、自前のエネルギー開発が何よりも必要だったんだね、きっと。もう、執念というか。
原発に向かう流れも垣間見れた気がする。
あと何百年か経って、人類がまだ無事だったら、未来の人はこのダムを、私たちから見たエジプトのピラミッドみたいに感じるかもしれない。
あ〜でもその前に、豊かな水流に削られ、土砂に埋もれて「跡形」くらいになっちゃうのかな?

アチコチに温泉が湧き出し、ソコココで山肌は崩れ、折れた木、なおかつ鬱蒼と生い茂る森、岩山をV字に削る幾筋もの沢の水、山はモノスゴくダイナミックに、ただ「成るように成り続けている」のでありました。

明日は西荻窪CLOPCLOPでライブwith神楽亭だ!
mari










1 件のコメント:

  1. この写真を見るだけでも迫力があるね~。
    あしたのライブ観たい!

                   ちび姉

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