青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2014年5月27日火曜日

6/28レコ発ライブに寄せて

ごあいさつ

 Vo.g.青木マリ、tp.noise石川寧、b.小林洋の三人から成る「青木マリTrio」、
結成から一年足らずですが、皆様のおかげでこの程CDアルバムを制作発表することとなりました!

 アルバムのタイトルは「Habibi]です。「大切な人」「親愛なる人」を表すアラビア語です。
中々タイトルが決まらなかったのですが、録りためた音源を何度も聴き返していくうちに、
すべての曲に、誰かを強く思う気持ちが込められていることに気がつきました。そして、常日頃心の片隅で気になっている私達人類の問題、たまたま読んだパレスチナの本から、「ハビービー」という言葉をタイトルに選びました。
 それは、私の家族、一番身近な人たちでもあり、私たちの音楽を聴いて下さる方々でもあり、知らないどこかの見知らぬ誰かの大切な人達でもあり、また、運命?としか言いようの無いたくさんの偶然が重なって出会った「青木マリTrio」のメンバーのことでもあり…。
お聴きくださった方、その人ならではの[Habibi]を思い描いていただければ、と、思っています。
 
 音については、普段のライブ演奏では、歌とギター、ベース、エフェクトトランペット&ノイズの自由かつスリリングな音を目指している私達ですが、録音パッケージということで、ライブとはまた異なるアプローチでの完成度を目指しました。全編、b.小林洋のプログラミング、ミキシングで、今までの一発録り中心の青木マリ音源とは一線を異なる作品として、新しい側面が出せたのではないかと思っています。
 
 また、ジャケットは、新進気鋭の画家、蛯子真理央さんに絵を、デザイナー小橋順司さんにデザインをお願いして、柔らかくて強く、透きとおっているような、そんなイメージ通りの仕上がりとなりました。お二人とも私の学生時代からの旧友で、やはり私の[Habibi]です。


 つきましては、このアルバムがたくさんの方にお聴きいただけることを心より願って、アルバム完成を記念するライブを企画しました!

 日時は6月28日土曜日、19時半開演、会場は、私の地元池袋の「らいぶはうすの鈴ん小屋(りんごや)」。カフェのような落ち着いた雰囲気で、良い音楽と美味しいお酒と料理も楽しめるお店です。料金は、前売り1800円、当日2000円(別途ドリンク代がかかります)、当日会場でのCDの販売も行いますので、通常のりんごやさんの料金より若干安めに設定させていただきました。
 
 私達「青木マリTrio」に加え、本アルバムにもピアノで一曲参加してくれている柴田エミさん(稲生座)と、私達三人がリスペクトして止まない桑原延享さん(fromDEEPCOUNT,mic.tp.)をguestに迎え、数曲ライブセッションを行います。そして、Openingには、天からの授かり物のような歌声の小暮はな(vo.g.)さん。きっと、幅広い層の方に喜んでいただけるライブになると思います。


 数年に一度のアルバム発表のお祝いです。 万障お繰り合わせの上、ぜひともお運びいただけますよう、よろしくお願い申し上げます!お会いできますことを心より楽しみにしています。  支えてくださる皆様に大きな感謝をこめて!               5月吉日 青木マリ

2014年5月14日水曜日

琴さんが来て一年が経ちました

我が家には、犬がいます。名前は「琴」、三才過ぎの雑種の女の子です。
ちょうど一年前の5月に、縁あって、うちの子になりました。
おとなしくて甘えんぼで、我が家で一番聞き分けの良い末っ子さん。

実は琴さん、うちに来る前はいわゆる「保護犬」として、茨城の保護ボランティアさんのお宅で、たくさんのワンコたちと共に暮らしていた子です。
家で以前飼っていた猫が年老いて死んでしばらく経ち、やっぱり、何か生き物を飼いたいと思い始めたそのころ、たまたま保護犬や殺処分のことを知りました。そして、どうせ飼うのなら、飼い主がなく保護されている子をうちで引き取れないかと思うようになりました。

でも、犬を飼うのは子供の時以来だし、それにとても大変そう。
やっと子供たちが小学生になり、手が離れてきたところなのに、また、手のかかる命あるものを自分の手の中に入れてしまうことに対する迷いもあり、どうしようと悩みつつ、いろんな里親サイトなどを閲覧し、実際の里親会にも足をはこんでみたりしていました。
それにしてもなんてたくさんの犬猫たちが里親を求めているんだろう。とても、一匹になんて決められない、、、。

そんなある日。日課のようになった里親探しサイトめぐりをしていて、なぜか、一匹の黒白のワンコに目が釘付けに!

「何か違う!この子は、何か特別な気がする!」

説明を読めば、おとなしい性質で初心者向け、子供も大丈夫、との事。我が家の条件にピッタリだわ!仮の名前が「琴」というのも、とても気にいりました。さっそく家人に相談してみると、「お前が一番一緒にいることになるんだから、お前が良ければいいよ。」と。
そこで、連絡を取って、茨城の保護ボランティアさんのお宅に会いに行くことになりました。

少し田舎の、庭のあるお宅に案内してもらうと、20匹位のワンコたちが吠えて挨拶してむかえてくれて、そこでまずビックリ。これだけの数のワンコの世話をされているボランティアさんの活動に、頭が下がる思いでした。
そして、お目当ての「琴さん」は、、、。あ、いたいた。思ったより大きいなあ。でも、やっぱりすごくかわいい。
私達、特に私が自分に会いに来たのが解っているかのように、私のそばにずっと居てくれて、手を丁寧に丁寧になめてくれました。そして、最後には座っている私の腿の上にアゴを乗せてぴったり寄り添ってくれて、「ああ、もうこの子はうちの子になるんだ。」と確信しました。

雑種で成犬、15㎏の中型犬では、もう中々引き取り手もいないらしく、生後6ヵ月から二年間をボランティアさんの元で過ごした琴さんは、こうして我が家に家族として迎えられました。
名前も気に入っていたので、変えずにそのまま「琴さん」にしました。

環境の変化ではじめは目をキョロキョロさせて、不安気ではありましたが、すぐに落ち着いて家族に甘えて幸せそうな様子を見せてくれるようになりました。
こちらもオトナになった犬を飼うことに対して、どのくらいなついてくれるのか心配しましたが、全く問題なく、全身で信頼してくれているようです。特に、私のことは本当にお母さんのように慕ってくれて、いつも近くにそっと寄り添ってくれています。出会いはヒラメキ、人も犬も一緒だね。

成犬を迎えるということについては、他にも、家の中で排泄しない、人には吠えない噛まない、イタズラしない、などの躾が初めからきちんと出来ていたので、苦労が無く、前もって性質が分かっているのも良かったです。

これから新しくワンコを飼おうと思っている方、「保護犬」という選択肢、是非、考えてみてください!

今では、ワンコのいない暮らしなど考えられないほど、琴さんは私たちにとっても必要な存在になりました。
うちに来てくれてありがとう。
これからの十何年間、ずっと一緒に幸せで暮らそうね、琴さん。


次回のライブ
5/16fri国分寺モルガナ実験室に個人的に初参加します!
青木マリTrioは、5/18sun学芸大学APIA40です!