青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2016年4月4日月曜日

四月は始まりの季節。

四月になりました。

このところの寒さで、桜も長持ちしてます。
うちの息子くんもこの春から中学生になります。
私も「中学生の保護者」という、未体験ゾーンに突入です。

発達の凸凹が多い子なので、ここまでいろんなことがあり、辛いこともありました。
小学校の先生とはうまくいかないことも多くて、理不尽さを感じることも多々。

それでも、世の中の流れは、「一人一人の子どもにあった教育でその子の力を最大限に引き出す」
という方向にはなってきているようで、多くの手助けをいただき、小学校生活を送ることができました。

ただ、いくら行政の旗印が掲げられても、現場の先生方の意識は(表面ではその方向に従っても)、当然その先生個人の持っているもの、根本的な人間の発想によるものであることを痛切に実感しました。

「全体をうまくまとめる」(子どもを子ども達、という学級全体として見る)方向に価値観を置く先生から見れば、うちの子は枠からはみ出す存在。

枠からはみ出す者を、邪魔者として扱うような価値観は、邪魔にされる者の心や、それを見ている者の心に大きな影を落とします。
それが社会、世界の陰りにつながっていく事は容易に想像できること。

学校に限らず、全体のまとまり、効率重視の世界と、多少バラバラで非効率的に見えても、おおらかでそれぞれがそれぞれの人生を全うできる世界だったら、私は絶対後者がいい。

まとまってる、って統制がとれてるってこと。
指示がすんなり通って、効率よく動ける。
効率にとらわれなければ、みんなもう少し優しい気持ちで辺りを見回せるはずなのに。
じゃあ、なんでそんなに効率が大事なの?って考えてみると、、。


結局は、誰かが楽して得したいから、ってことになるのかな。


だけど、その誰かは、知らない誰かじゃなくて、果ての見えない私たち、なのかもしれない。

もっとすごく得してる人がいるから、自分は損してる側みたいに思うかもしれないけど、
楽して得したいって気持ちには変わりがないのかもしれない。
考えるのを人任せにするのも、楽だから。

わたしも、そう。決して逃れてません。


でも、そろそろ、人間の新しい価値観がうまれてくる。


そんな風に感じる人たちが、増えたり減ったりしながら、それでも増えてる気がする。
エントロピーの増大、みたいなイメージで、情報も拡散する。
知ったことは消せない。
わたしも今までのたくさんの出会いのなかで、今の私ができている。

だから、こんな風にして、たまに拙いけどブログを書いたりします。

歌を作って歌うのは、もっと、そう。
自分が自分の身体を使う。使い倒す感覚。自分の身体に引き受けること。
自分で時間を使う。休むことも大事。
他の誰かを大事にすることができるように。

私は私の価値観で、精一杯生きてることを、ほんのほんの少しでもいいから伝えたいと思っている。
砂粒一つ分でも、世界が私の生きたい方向に傾くように。
そこにいるあなたの、心臓に、私の魂の震えが伝わるように。

そして、私の子ども達にちょっとでもマシな世界を引き継げるように。
大切なのはイメージすること。今より少し良い世界を。


あたらしい一歩を踏み出す息子くん、娘ちゃんには最大のエールを送りたい。

これからの世界に、あなたたちの素晴らしさを分け与えていける力をつけていくんだ。



最後まで読んでくれたあなたにありがとう!





次回のライブは4月16日(土)郡山利蒜堂
青木マリduo+
さっちゃん、ハリヤ、伊藤悦士、西村卓也、篠原篤一

都内は4月22日(金)阿佐ヶ谷イエロービジョン
青木マリduo+ 大沼志朗(ds.) ワンマン
















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