レコーディングした音源のmixをこばちゃんが寝る間も惜しんで思いっきりやってくれているようです。
そんなこばちゃんからの提案で実現した今回の「A Gift From Somebody」ゲストは新進気鋭のラッパー、空廻さん。無茶な依頼をよくぞ引き受けてくださいました!
本番前の空廻さん すべての写真撮影:桑畑恒一郎 |
私の曲は曲調のふり幅が大きいと思うし(ひと口でジャンルで説明しづらい)、歌詞も構築的(1番、2番、3番で文章的に流れがある)だし世界観が確立されてる方だと思うし、声と言葉のみを持って新たに加わるってかなり難しいのでは?と思うの。
しかもドラムレス!
ワンマンガッツリ2時間!
相当強気じゃないとできないってこんなの。
私も今回はマジで予測不能、期待と一抹の心配とで当日を迎えました。
今回の首謀者、小林洋 本番前の一服 |
実際お会いする空廻さんはとてもさわやかな好青年で、本番前に「わーっ緊張する~!」を連発。虚勢のかけらもなくむしろほほえましいくらい。
直前の最終チェック |
しかし!
蓋を開けてみれば、本番始まってしまえば、その本気力、本番力、要するに集中力は素晴らしいものでした。
ラッパーさんならではの体の動きで曲のリズムを取り込んでいく。そのダンスだけでも私たちにリズムがフィードバックされていくのがわかる。
体の揺れ、ダンスの波に乗った言葉のリズムの強さと言葉の意味にともなう感情とダブルで揺すってくる。
また、イイ事言うんだよね、曲の意味を引き継ぎながら、私個人の目線とは違うところから、例えば若い男の人ならではのすがすがしさ、青臭さで曲に新しい風をふきこんでくれたなあと。
隣りで聴いてて感動する瞬間が何度もあった。すごいわラッパーさんは。MC空廻は。
途中のしゃべりでラップ中どんな感じなのか聞いてみたけど、こうしようとか言葉探したりするととても間に合わないので何も考えず出てくる言葉に身を任せているのだそうな。
何かが憑りついてる、自動筆記みたいな感じなのかな。自分が放った言葉を俯瞰して「あ、オレ今なんかいいこと言ってる?」とか思ったりしながらやってる時があるそうな。アスリートの「ZONE」みたいな。
日頃のトレーニングのたまものだよね。
写真で見るとシンクロしてるのがわかる |
こばちゃんも集中 |
脳内麻薬でてますね |
私らみたいな普通の歌ものでも、ある程度積み上げてくるとその感覚はわかるようになる。でも、そこまで至らなくてもとりあえず歌えちゃう。
だけどそんなの甘い。
ガッツリやるとこまでやって一線超えたとこからの歌を聴かせられないととダメだね!っと改めて思わせてくれた空廻さんのパフォーマンスに感謝です!
予想を超えた良き夜となりました。
空廻さん、今回のセッティングをしてくれた相棒こばちゃん、イエローヴィジョン小林さん、いつも素敵な瞬間を写真に残してくれる桑畑さん、そして何よりもご来場のお客様に大きな感謝を、皆さま本当にありがとうございました!!
ラスト飛び入り参加のMCアサミちゃんも交えて なぜかマイクを握ってポーズする小林洋 |
次回『A Gift From Somebody vol.21』は11/16
ゲストにはこの企画2回目の登場、打楽器奏者・石塚俊明さんをお迎えしてお届けします。ご存知、頭脳警察のトシさんの、柔軟で歌とともに歌うような太鼓、至福のひと時をお届けできると思います。ぜひお越しください。
20180921
[A Gift From Somebody vol.20 青木マリduo+guest:MC空廻]
~セットリスト~
<1st>
ハレルヤ
dance
ビューティフルボーイ
わたしが生まれた音
壁
できるから
<2nd>
woman
二重基準
ヤイサマ
泣かないで
うた
ワンビー
<アンコール>
ジャスミン
青木マリ直近のライブ
★9月28日(金)長野飯田ふぉの
★9月29日(土)愛知春日井カフェ花音
★10月5日(金)新宿歌舞伎町KAVACH⚡︎YA (カバチヤ)
「男子縦列女子横列vol.2」
ジャジャ岩城/イマイアキノブ/青木マリ
★10月7日(日)国会議事堂周辺
第2回『イットク・フェス』2018(duo)
★10月16日(火) 学芸大学APIA40
青木マリ/松浦健太/高田拓実
★10月25日(木)大久保ひかりのうま
マリ・コバ・マツ・バン
(青木マリvo.g/小林洋b/ロケット・マツp/伴慶充ds)
/シクスシクス
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