青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2017年5月24日水曜日

5/19「A Gift from Somebody vol.13」ゲスト:ロケット・マツ、終了しました。ありがとうございました!

(数日経ちました。終わった翌日は、充実したライブの余韻と、終わってしまったちょっとした寂しさの両方で、一日ぼんやりとしていたのです。)

5月19日、阿佐ヶ谷イエローヴィジョンにて、青木マリduo+「A Gift from Somebody vol.13」ゲスト:ロケット・マツの巻、無事に終了いたしました。
ライブのまとめ、ご報告です。



そもそもこの企画、憧れのミュージシャンにダメ元で当たって砕けろでライブ出演のお願いをして、私のオリジナルばかりを十何曲も演奏していただく無茶な企画でありまして、ライブに漕ぎ着けるまでアレヤコレヤと積み上げてようよう当日を迎える、自分たちにとっては修行のようなライブシリーズなのです。

今回13回めとなりましたが、複数回ご出場の方もあり、ロケット・マツさんは丁度10人目のゲスト。これまでゲストの方々から沢山のGIFTをいただいてきました。
それは、人生をかけて積み上げてきた音楽のエッセンスそのもの。
その方だけの、音楽。
素晴らしい、恵みの雨です。

全くぶっつけ本番の方、ある程度音源を聴き込んで来る方、色々ですが、マツさんは、かなり曲を聴き込んでくださって、尚且つ事前スタジオリハーサルもご希望されました。
日程の都合で5/14ひかりのうま青木マリduoのライブの日の昼間にやることとなり、その流れで「ライブも観といていいですか?」とマツさん。
スタジオでは不用意にフレーズを弾くことは無く、まずは耳を澄ましてコードに表されにくい微妙な和音、音の並びをチェック。私の歌の呼吸を直に感じて合わせる作業が中心で、表面的でなく、私の音楽の芯を探るようなリハ。それでもマツさんの音の繊細さや情熱が伝わる充実の時間で、本番がとにかく楽しみになりました。
マツさんはその後の私達のライブもじっくり聴いて、ものすごく理解を深めてくださっている様子でした。にしても、目の前にマツさんが見えていたので、妙に緊張してしまいましたが、、。

そんなこんなで5/19のライブ当日を迎えました。
お客さんの入りはどうだろ。年下とか無名とか関係なく、ミュージシャンの常であり、性として真剣に取り組んでくださるマツさん。お客さんが少なかったら申し訳がたたない~。
そんな不安も企画にはつきものです。

折しも、ライブとは直接関係は無いけど、「テロ当準備罪法案」衆院委員会通過した日と重なって、国会もチラチラ気になって、中継、ツイキャスなど見ては(わかってても)愕然としてがっくりきてしまう。本当に大嘘つきか、自分の保身しか興味が無いか、本当に頭が悪いかのうちのどれかだよね、としか思えない大臣の答弁、権力持ってる人たちの無残な姿、気持ちがどーんと落ち込みましたが、気持ちを切り替えてイエローヴィジョンへ。

マツさん到着後スタジオでやらなかった曲をササッとチェックして、余裕を持って本番へ。「僕、よくおもちゃなんかを使うんですけど、いいですか?」とマツさん。
「はい、もちろん!」

電子ピアノ、その上にピアニカ、そしてアコーディオンのほかに、細々と並べられた赤ちゃんの玩具、などなど。
どんな演奏になるのでしょう。本番前はいつもドキドキします。

本番前にこっそり撮影!

私のライブ常連のお客様、初めていらした方、程よく場内に人が入り、ライブが始まりました。

その、演奏は、、。



私の拙い筆力で描くのがためらわれるような、素敵なライブだったのではないでしょうか。
マツさんの、音楽に対するイメージ、理想の高さ、でも、持ち前の得も言われぬ柔らかさ。
決して、決して、でしゃばりすぎること無く、その曲のイメージを大切にするフレーズ。
「歌」というものの肝を理解し尽して居る、歌に寄り添い、共に泣き、笑ったり叫んだり、音楽の内側から音を出すような。

そんな一音一音に感応して、心を震わせ奮わせ、歌っていたように思います。
歌を歌っていて良かった、と思えるライブでした。




お客様からも、「天上にすくい上げてもらう様だった」「なぜかドキドキした」
などなど、とても嬉しいご感想頂きました。
「ロケット・マツの名前の理由がわかった」なんて意見も。
そう、繊細さばかりではなく、上がるときはどこまでも上がるんですよ!実際に飛んでるし!
duoのベース、こばちゃんも大いに感激してたようです。
マツさんからは生ピアノでもやってみたい、との事、わ~ぜひぜひやりたいです。

これからの世の中、どんなふうに世界が変わっていくのかわかりませんが、音楽を、歌うことを決して手放したくない、と思った一夜でした。
歌声は私自身、歌うことは私の心の自由そのものだからです。

ひとつでも多くの自由を、そこら辺にポンっと、解き放っておきたい。
そう思っています。

ステージを降りたマツさんは、とても優しく、こんなことを言っては失礼なのですが、実に可愛らしい方なのです。マツさんの奥様のたまきさん、友達のトモちゃん、マツさんをいじり倒して大爆笑の打ち上げでした。

歌って、飲んで、言いたいこと言って大笑いするような夜がうしなわれませんように!

マツさん、お世話になった皆さま、ご来場のお客様、すてきなひと時を本当にありがとうございました!

上3枚・撮影 by トモちゃん

5月19日
阿佐ヶ谷イエローヴィジョン
青木マリduo+「A Gift from Somebody vol.13」
ゲスト:ロケット・マツ
<青木マリvo, g, 小林洋b, ロケット・マツp, acc, key harmonica,etc.>

セットリスト

第一部

Dance
メロディ
ヤイサマ
ナディアの恋人
ビューティフル・ボーイ
ハレルヤ

第二部

Woman
見えているのに
泣かないで
あかいヤカン
できるから
エスペランサ
うた

(アンコール)

ジャスミン


次回の「A Gift From Somebody vol.14」は、
7/21金、阿佐ヶ谷イエローヴィジョンにて。
ゲストはご存知、柴田エミp. 福島紀明ds. のバンドセットをワンマンでお届けします。

野に住むケモノのように奔放で生きてる音のバンドセッションです。お楽しみに!





















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