(出演/LUI&SHADOW<vo.g.LUI、perc.カゲヤマ>/青木マリduo+<vo.g.青木マリ、6st bass.小林洋、Guest:g.萩原信義、perc.里村美和、pf.柴田エミ>
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稲生座に入りきらないほどの人が集まり、沢山の笑顔を見ることが出来たことで、何よりもまず、安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。まずは御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
そもそもの事の起こりは、今年のはじめごろ、LUIくんの入院を聞きつけた我が家のカゲサンの鶴の一声、
「俺はLUIとライブやるから、稲生座で対バンしてくれ」
普段は私がライブをやるなら、こどもが大きくなるまでは自分はライブはやらない、ましてや一緒にライブなどもっての外、というスタンスのカゲサンがそこまで言うとはただ事ではないですね、わかりました、やりましょう!
お互いの調整がなかなかつかず、日にちはずいぶん先の5/22と決まりました。
そのときはまだ、自分のイベント、という明確な意識はなかったんだけれど、、、。
LUIくんとはカゲサンのほうのつながりで、もう、十数年ほど知っていて、音楽に賭ける情熱、そのどうしようもなさにはとてもsympathyを感じる歌い手さんで、わたしにとっても、なんというか気になる存在でした。でも、個人的にはさほど親交もなく、たま~に「遭遇する」程度の間柄で、対バンは初めてなので、とても楽しみ、というか、ドキドキしていました。
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以前はよく、主婦として母親として、てんてこ舞いながらそれでも尚且つ、儲かりもしないのになんで音楽続けてるんだろう、家族にも我慢をしてもらったり、何やってるんだろう、と思うこともありました。母親になる前からそういうの、有ったかもしれない。
でも、ある時、ふと、気が付きました。
歌や音楽は人類にとって必要不可欠なものなんだ、だから、やるべき人はやらなくちゃいけないんだ、と。
そう思ったら、楽になりました。と、同時に、より一層自分に厳しく取り組めるようになりました。
思い込み、ではあるんだけれど、みんなが醒めてたらおもしろくないでしょ!
そして、この日の出演者は皆そんな、音楽をどうしようもなく愛し、必要とし、必要とされている、そんなメンバーだな、と。そもそも稲生座がそんな店だしね。
歌舞音曲に対しての規制の声もチラホラ聞こえる昨今、音楽の持つ根源的な歓び、力を、少しでも多くの人と分かち合えたら、生きてるってどんなこと?幸せってどんな気持ち?そんなことをちょっとでも感じ合えたら、もしかしたら、ほんの砂粒くらいでも、世界は良い方に傾くかもしれない。
そんな気持ちも込め、やると決めたらできることはなるべくやりたい。
カゲサンを通じて、LUIくんがとてもがんばってくれていることも伝わり、とても励みになりましたよ。
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LUI&SHADOW |
出演順もとても悩んだんですが、こちらの方が大所帯だし、大先輩お二方もいるし、私たちの方で後を引き受けることにしました。でも、やはり、ただ対バンで先、後、とやるのでは申し訳ないので、最初に一曲、私が歌って幕を開けさせていただくことにして、そして、最後のシメで、アンコールを全員で、という、如何にもイベント的な流れにしようと思いました。
で、一曲目は、結局私のできたての新曲に小林さんが早速アレンジ決めてくれたのでその曲をお披露目し、拙いながらも挨拶をしてイベントをはじめさせていただきました!
ありがたいことにお客様の出足も良く、スタート時にはすでに満席に。後はもう、気合いれて、頑張りながら、楽しむだけ!
LUIくんカゲサンのステージ、場内満席で出演者の居場所がなく、あまりゆっくりみられずちょっと残念ではありましたが、それはとてもありがたいこと。ライブはまた改めてゆっくり聴きに来ましょう。(カゲサンのLIVEは滅多に聴くチャンスはないかもだけど、、。)
でも、普段はバンドサウンドの中で歌うLUIくんの、剥き出しな弾き語り、カッコ良かったですよ!
手が痛い~!とか言ってたけど、とってもグルーヴィーでした。
どんなスタイルでも、確実に自分の歌が歌えるってとても大事なこと。
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閃きの里村美和さん 写真・桑畑恒一郎 |
ゲストの萩原さん、里村さん、そしてエミちゃんの熟練の技、閃きをたっぷり頂いて、あーなったりこーなったり、スリル満点、思いっきりやらせていただきました。
そして、アンコール。
全員でやるなら何が良いだろう、男女のヴォーカルで、ゲストにのぶさんがいるのなら、これっきゃないでしょう!
「それはスポットライトではない」(浅川マキバージョン)をやらせていただきました!
前日くらいになって急にお願いしたにも関わらず、LUIくん引き受けてくれてありがとう。
(こういうの、自分は結構困るクセに、ひとにはお願いしちゃいました)
浅川マキさんのライブやレコーディングのメンバーだったのぶさん、当日のリハーサル、イントロで「わあっ、レコードで聴いてたあの音がする~っ!」カンドーしきりの私でありました。
本番では稲生座の小さなステージに全員集合、ふと振り向けば、電線の雀のようにこじんまりと並ぶみんなの姿に吹き出してしまいました!でも、音はこじんまりしませんよ。
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アンコールは全員で!写真・桑畑恒一郎 |
だけど、のぶさんのギターで、LUIくんとスポットライト歌えるなんて、もしかして一番いい思いをしたのは私なのでわ?
皆さん、いかがでしたでしょうか?
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渋い!萩原信義さん 写真・桑畑恒一郎 |
ライブ後にたくさんのお客様とお話もでき、皆さんの喜ぶ顔が見れて、本当によかった。
いつもお世話になってる稲生座さんにも、ちょこっとご恩返しもできたかも。
LUIくんは元気な様子で、何より。ライブ後も、まだこれから渋谷でオールナイトイベントに出るとかで、スチャっと飛び去って行きました!どんだけ歌うんだあなたは!もう、生きてる限り歌っててください!お互いに。
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終演後、LUIくんとツーショット!安堵の笑み! 写真・桑畑恒一郎 |
ともかく至らないこともたくさんあって、私自身はもうバタバタでしたが、みなさまのおかげで、楽しい夜にすることが出来たと思います。ほんとにほんとに、ただただ感謝するのみです。
最後に大きな声でもう一度御礼をいわせてくださいね。
「ご来場の皆様、ご出演くださったみなさま、稲生座の方々、これなかったけど、お気持ちとどけてくださった方、本当にありがとう!おかげさまでがんばれます!Coz We Need Music‼Thank You!」
…そして長文最後までお読みくださった貴方、ありがとうございました(^_-)-☆
次回のライブは6/10(水)今度はduo+企画、[A Gift From Somebody vol.1]
フリージャズ・ドラマー大沼志朗さんとのセッション、ワンマンLIVE!乞うご期待!
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