青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2011年8月28日日曜日

西荻CLOPCLOP、国立地球屋LIVE、ありがとうございました!

夏の終わりのライブ二発、無事終わりました。
まずは西荻窪CLOPCLOP、神楽亭のアンサンブルのおかげで、自分の歌について、新しい感覚を持てた気がします。感謝。
共演の森永"JUDY"アキラさんは私と対照的なキャラで、でも、根っこのとこで通ずる所があって、とても刺激になりました。

続いて国立地球屋。
一転してこちらは青木マリひとりの弾き語り。
神楽亭アレンジの心地よさに染まっていたので気持ちをガッと切り替えて。
対バンの国分寺エクスペリエンスのエモーショナルなROCKの後に、ポツンとひとり生ギターで歌いました。
に、しても、エクスペリエンスのメンバーさんや、地球屋の常連のお客様の、何ともノリの良いこと!すっかり乗せられておかげ様でアコギでもROCKなライブがデキマシタ!
ホントにありがとうございました!
ライブでは、まず最初に気を発するのは演奏者(特に歌い手)の仕事だけど、それを聴いた聴き手の放つ「気」が、また演奏者に戻って、その繰り返しで濃縮していく。熱くなったり透き通っていったり。その場その時でまるで違う。それが、ライブの面白さ。そしてそこに持っていくのが、演る側の責任だわ。

神楽亭との経験も生きて、「気合い」や「感情」を少し抜いた所に歌の魂を持って行けた気がします。この感覚を忘れないようにしたい。
でもでも、そこに囚われてしまわないように、新しい空気を吸いながら。ね。

CLOPCLOPも地球屋もとても良い店で、昔ツアーにしょっちゅう出かけてた頃のことを思い出しました。
マスターやママのお店に対する深い愛。それはそのまんま音楽とそこの土地と、またそこで音楽を愛する人達への愛情でもあるんだよね。
本当にお世話になりました。ありがとうございました!

さて、子ども達の夏休みももう終わりだわ。
気合い入れ過ぎずにガンバローっと。

次回のライブは9/24高円寺稲生座です。ここも老舗の実に良〜いお店ですよ。
mari











2011年8月20日土曜日

黒部トロッコ、立山、黒部ダム

お盆休みに、北アルプスの黒部峡谷、立山アルペンルートなどに行きました。
まず、ともかく、山が嶮しいこと。急斜面の岩山に根っこを食い込ませて広がる深い森。
遠目にはとても美しいけれど厳しくて、おいそれと人の入っていける所じゃないです。
そしてその上にある、立山の頂き近くの、岩と高山植物の野原はまさに天上。
昔の人が山を神聖視していたことがよくわかる。
現代の私たちが家族連れで(含むばあちゃん!)乗り物を乗り継いで山の上の方まで行くのなんて、江戸時代の人が富士登山のつもりで富士塚に登って拝んで来るのと変わんないかも、などと思いつつ、ありがたく絶景を堪能してきました。

驚きなのは、そんな難所にひと昔前の人達が、レールを敷き、トンネルを掘り、資材を運んで工事をしたってこと。それも、ひとえに電源開発の為に!
人間の業を深々と感じます。

立山からトロリーバス、ロープウェイと乗り継いで下っていくと、映画「黒部の太陽」の黒部第四ダムの威容が!
人を寄せ付けない自然の中に突如現れる巨大建造物、ホントにビックリというか、衝撃くらいました。
ど〜やって造ったの??そこまでやるか?
工事やった人達、誇りを持ってやってたんだろう。でなきゃ出来ないよ。公表できないエグい話もたくさんあるだろう。
敗戦後、自前のエネルギー開発が何よりも必要だったんだね、きっと。もう、執念というか。
原発に向かう流れも垣間見れた気がする。
あと何百年か経って、人類がまだ無事だったら、未来の人はこのダムを、私たちから見たエジプトのピラミッドみたいに感じるかもしれない。
あ〜でもその前に、豊かな水流に削られ、土砂に埋もれて「跡形」くらいになっちゃうのかな?

アチコチに温泉が湧き出し、ソコココで山肌は崩れ、折れた木、なおかつ鬱蒼と生い茂る森、岩山をV字に削る幾筋もの沢の水、山はモノスゴくダイナミックに、ただ「成るように成り続けている」のでありました。

明日は西荻窪CLOPCLOPでライブwith神楽亭だ!
mari










2011年8月12日金曜日

8/21イベント主宰、神楽亭メンバーからのDMを転載します




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> ★神楽亭夏の大イベント
> 「またニシオギで笑おうよ。」@西荻窪CLOP CLOP !のお知らせ。
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> 震災後の国や東電の対応に、あまりにも“笑えない”毎日。我々神楽亭、何かを“振り返る”時間と場所が欲しいと考え、神楽亭の“始まりの地、西荻窪で懐かしの仲間と共に、中央線沿線で活躍する麗しの“ディーバ”二人をゲストに招き、妖艶な一夜をお届けします。
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> まずは対バン。
> 西荻窪界隈のミュージシャン達からは言わずと知れた富樫健吾と平本亘が、新たに始めたアコギユニットKENGOS!が本邦初登場。
> 二人の音楽への深い尊敬からくり出される、ロックありブルースありの独特の世界観に要注目!御期待ください。
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> そして、男所帯のムサクルシイ企画にだけはしたくないと、ゲストに美女ふたりを招聘!
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> 神楽亭、無いアタマを振り絞り大人になりましたぁ(笑)。しかしてこの二人、実力派であります。
>
>
> 先ずはこのヒト。
> 森永“Judy ”アキラ!。


> 国内の有名アーティストと数々のセッションとライブを重ね、その実力は折り紙つき。なんか、いつも聴く人をホンワカとさせて、気がつけば飢えた野郎共はメロメロ(なのか?)な、まさに“イイ女”です。今回は神楽亭のつたないバックで、個性あふれる“Judyワールド”を表現してくれるはず。ご期待ください。
>
> そして、
> 青木マリぃぃっ!!


> 個人的に(ワタクシ長谷川的に。)ダイスキデース!(笑)。そのワン・アンド・オンリーな表現力、その“ひたむきさ”と、そこに見え隠れする“やさしさ”。失った“何か”を呼び覚ましてくれるモノを彼女は持っています。願必見!
>
> 「またニシオギで笑おうよ。」
>
> 出演:KENGOS
> 富樫健吾(vo.Ag)
> 平本 亘(Ag)
>
> 神楽亭
> 長谷川チカラ(vo.Ag)
> 中村研司(Ag .cho)
> 松田 雄(per .cho )
>
> ゲスト:
> 森永“Judy ”アキラ
> 青木マリ
>
> 2011年8月21日(日)
> 場所:西荻窪CLOP CLOP
> 時間:開場19:00開演19:30
> 料金:\2000+1Drink
> 問合:西荻窪CLOP CLOP
> 03-5370-2381
>
> 是非お越しくださいませ!(c)Knuckle four records2011.

2011年8月5日金曜日

こどもとアートな日

先週の日曜日に、子ども達と「ビッグフラッグきずな」という、アートイベントに行きました。
サブタイトルは「ビッグフラッグのかけらに絵を描こう」。1m四方の白い布に参加者それぞれ好きな絵を描いて、百枚集めてビッグフラッグにして池袋西口広場に揚げる、のだそう。
古い友人が講師として関わっていたこともあり、夏休みに子どもと毎日といかに楽しく平和に過ごすかは重大な課題なので、是非ゼヒと参加しました。

白い大きな画面を前に、娘はモジモジ、息子はチマチマと描き始めましたが、だんだんと調子が出て、楽しい合作が出来上がりました。(それぞれが勝手に好きなもの描いただけですが。)

息子は絵の具そのままの鮮やかさで形や意味を重視、娘は混色を楽しんで自分の好みを追求していて、個性が見れて楽しかったわ。
家ではなかなか絵の具で大作は描けないので、ホントに子ども達の心に良いひとときとなりました。

その後、会場近くで開催中の関連展示を観に。
石巻の渡波小学校のこども達が、津波の瓦礫から集めた素材で造ったオブジェ展、「ワタノハスマイル」。
ありとあらゆる生活用品、日常なら思いつかないような様々な雑多な素材の組み合わせに、改めて、自然の絶対的な「猛威」を感じました。(月並みだけど、でも実際のガレキを目にするのって実は初めてじゃん?)
わけへだてなく、一切を呑み込んでいったんだな、と。
でも、子ども達の造ったものには顔がついているものが多く、その顔がやっぱりみんなすごく可愛いんだよ。
一度波にさらわれた素材達は、どんな異素材の組み合わせでも反発しなくて、見事に調和してて、詩的ですらあるんだよ。
だけど、造った子ども達はきっとそんな事ミジンも考えてない。
震災ボランティアの方が開設したプレイルームで遊びの中から出来た作品達。
こういう事こそ本当に必要なことなんだろうね。
会場の募金箱に、ささやかですが、募金をさせていただきました。

mari


(2015,5,25)追記、古い友人、というのはのちの2014年7月発売のCD[Habibi]のジャケット画を手掛けてくださった画家の蛯子真理央さんです。