guest:尾引浩志(倍音s)の巻
8月19日イエローヴィジョンにて無事終了しました!
ご来場の皆様に心より御礼申し上げます。
今回のゲスト、尾引浩志さんとは、実は20年近く前からの仲間で、知り合った当時は彼もロックバンドのヴォーカルでもあり、「倍音s」をちょうど始めた頃だったんじゃないかと思います。
その後、私の出産などもあり、倍音界での活躍の様子は耳にしながらもあまり接点もなく長い時間が過ぎていましたが、昨年11月に行われた故スエキチくんの誕生日イベントでたまたま十数年ぶりの再会でした。
その時の尾引さんの口琴がとても素敵だったので、今、これこれこういうイベントをやっているから近いうちにゲストで出てください、とお願いしたところ、
「面白そうなことは何でもやりたい」
と、快く引き受けてくれました。
しかし、御存知の通り多忙な尾引さん、やっと念願かなって今回の運びとなりました。
スエキチくんはその後、急にこの世からオサラバしてしまいましたが、彼が繋いでくれたご縁、大事につなげて行きたいと思っています。
そんな事情もあり、当時から今までずっとお互いに自分の道を追求し続けている、時間の流れをしみじみと感じさせる演奏になったと思います。
尾引くんのイギルやホーメイ、口琴の響きが、大きな時間を感じさせる音色だったことも大いにあるのでしょう。
しかし尾引くんとは長い付き合いではありますが、演奏を共にするのは実は今回初めてで、正直、一緒に音を出すまで、どんなことになるのか全く見当もつかずにステージに立ちました。
いわゆる西洋音楽のセオリーからは少しはみ出したところ、でもずれてしまっているわけでもなく、時計の刻みや定形のリズムではない時の流れ、コードやハーモニーとも違う倍音の世界。
なぜか懐かしいような感覚に浸って、本番では細胞の中から自然と湧いてくるようなおおらかな優しい歌を歌うことが出来たように思います。
また、尾引くんの大胆なチャレンジ精神にも大いに感銘しました。彼のスタイルで、決まった曲のある歌ものに全曲参加というのはなかなか並大抵では出来ないことだと思います。それだけの実績、経験を重ねてきたことの証でしょう。
そして、歌いながら自分の声の倍音にも改めて注目することができて、新鮮でもありました。
duo+のこばちゃんも初倍音s体験に大いに刺激を受けたようです(笑)
ありきたりではない、でも突飛でもない、柔らかな良いライブが出来たように感じています。
その場に居合わせてくださった皆様に、重ねて感謝いたします。本当に有難うございました。
さて、次回のA Gift From Somebodyはゲストはドラムス大沼志朗さんと、アルト・サックス森順治さん。
初めての試みでお二人のゲストをお迎えしてのお届けです。
ゲストの方の持ってきてくださるもので、こんなにも曲が表情を変えるこの企画の面白さを是非一緒に満喫してください!
9月16日(金)同じくイエローヴィジョンにて、皆様のご来場をこころよりお待ちしております!
と、その前に
8月25日(木)高円寺稲生座出演
青木マリduo+、Fog Lamp
8月28日(日)西荻窪clop clop
青木マリvo.g&.石渡明廣g.DUO(!)
もよろしくです。
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